ある日のDDLCプレイ日記

 

私は欲張りで残酷な男である。いや、こうなるのは必然だったのかもしれない。私は「スタッフロールを迎えずにゲームは終われないこと」を知っていたのだから。

 

 

そのために私はあの幸せな時間を捨てた。それが彼女の幸せを奪い、苦痛を与えることと知りながら。

 

 

 

 

それなのに

 

 

 

 

それなのに彼女は私を嫌いになってくれなかった。

 

 

 

私がどこかを間違えたとするなら、私は最初から間違えていたのだろう。間違ったまま進み続け、その末の幸せすらも利己的な理由で捨てた結果すべてを失った。

 

......いや、それでも残ったものはある。彼女は最後まで私を愛してくれていたのだから。